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津山竜治氏講演会&ワークショップ
悪口を書いて十万円チラシ
 ふるさとが大好きだから言いたいこともある、もしかしたら不満に思っていること、嫌いだと思っていることの中に“大好き”や地域の魅力があるのかもしれない。地域のこれからを考える初のオープンイベントを開催しました。
 参加者にはまず、悪口!!地域へ“愛あるダメ出し”をしていただきました。その後、津山講師の力をおかりしながらワークショップを展開、この地域を今後どうしたらもっと魅力ある地域にできるか、場の力を実感しながら地域の未来を考えました。
 なお、愛ある悪口を書いた最優秀者に小野寺智美さん(久慈高1年)が選ばれ、「街づくり研修費用」が進呈、研修後は、地域活性化のアイディアについてレポートを作成いただきます。
講演会の様子
 “人が集う場のスペシャリスト”津山竜治氏の講演で地域活性化のヒントをさぐります。
 ブランド力「在るものをさらに磨く」。この地域の宝って何だろう?
 地域の魅力発掘に様々な意見・アイディアを出し合った参加者と津山氏。
参加者の意見・アイディア
ご当地の目玉はいっぱい!!
どんどんアピールをしていこう!

 動画サイト、ツイッター、フェイスブックなどといったインターネットを使おう。私にはツイッターでリツイートするくらいしかできませんが、私にできることって何だろうと考えると、以前、久慈駅で三陸鉄道の復興支援イベントにボランティアで参加したことがありますが、その時、久慈ありすちゃんの誕生日のイベントと同時開催でいろいろな所からたくさんの人が来てくれて、「久慈ありすちゃん」だけでなく「三鉄」のことも知ってもらえたかな、と思いました。その時、三鉄はとても愛されているということを知りました。そういう「久慈の良さ」をいろんな人に知ってもらえるイベントを将来主催したいなあとか、学生のうちはボランティアにいっぱい参加したいとおもっています。(高校生)
自然を味わい体感しよう!

 山形町に白樺林があるので軽井沢のように、お花、山野草を見ながら散策できるようなゆったり優雅に過ごす場所がほしい。花を観察したりそれを使った料理をつくるなどの体験もできる。自分はその中で森の案内人になりたい。白樺は季節ごとに表情を変えている。季節を利用したイベントを外に向けて発信する。自然があってもそれを利用して観光客が集まれるようなうつわ、スペースがなければ人は集まりにくい。自然と一体化した特徴ある白樺をいかしたガーデンパークみたいなものがほしいです。(一般)
海をもっと楽しく!おもしろくしたい!

 あまちゃんの放送があるので「北限の海女」を全国に発信し久慈地方(三陸/種市~田野畑)の目玉にしていく。(海のそばに住んでいても潜ったり、船に乗ってみたことがある人は意外と少ないと思います。故郷を船に乗って海から眺めるツアーもいいのでは)自分は「船頭」(運転)をします。(一般・男性)


琥珀やマリンローズの活用を!

 イベントや行事が年寄くさい。シャッター商店街をもっと楽しくする。ほめ合う場を作る。働く場所が少ない。山をどう活用する?ご当地の目玉がない。観光資源を活用していない。街の設備。人のやる気。人が集える楽しいところ。久慈らしさ。学生が遊べない。琥珀やマリンローズをパワーストーンのブレスレットとして販売する。琥珀博物館を移転する。(高校生)

参加者からいただいた悪口!! 地域への愛あるダメ出しは…。
 地域以外の方が「足を運びたくなるようなもの」がないかなと思う。ご当地B級グルメやアウトレットモール、季節の祭りなど気になるものがあれば、足を運びたいと思うのでは。(一般・男性)  街灯がすくない。学校の帰り道が真っ暗でこわい。歩道のタイルがどころどころ抜けていたり、不審者もでるので、対策として街灯をつけて明るくするといい。(高校生・女性)
 交通の便が不便。遊べるところが遠い、バスもない、学校の帰り道、立ち寄ってお話したり勉強したりできるファーストフードなどがない。(高校生・女性)
 昔の街並みをシャッター通りにさせたくない。今の建物の色を統一し歩道の色彩を楽しくなるような場に磨きだしたい。(一般)
 子供たちが自由に遊べるところが少ない。公園は雨、雪の日は使用できない。屋内でおもいっきり遊べるところがあれば市外に出なくても楽しく休日を親子でおじいちゃん、おばあちゃんと過ごせると思う。(一般・女性)  高齢者が町の中心部で気軽に立ち寄り、話をできるような場があったらいい。(一般・女性)
 どうせ田舎だからと何もしない。所詮田舎とあきらめが入っているところがダメではないかと思います。(高校生・女性)  
参加者の感想
 津山さんのお話を聞いて、何気なく訪れた場には、必ず空間デザイナーの力があったのだと改めて思いました。そして、何年か前に行ったところが今どうなっているかと東京に行きたくなりました。全体を通しては、若い人の考えを知りとても良かったです。高齢者にばかり目が行くが、若者が輝いていなければ町の発展はないと思います。今日のワークショップでのアイディアが1つでも実現できることを願います。  テーマパークを作るうえでは、創造力はどれもすばらしいものでしたが、この地域とはかけ離れた世界でしたし、どれも資金が必要なもの。田舎には別の仕上げが必要な気がします。でも、場力という言葉や創造力には驚かされました。久慈市のこと、「永久に慈しむ場所にする」という講演者の言葉が心に残りました。今日は楽しかったです。
 それぞれの場力を磨いたりデザインすることの大切さと面白さと、あるものをさらに磨いてブランド化することが大切なことが印象に残りました。この地域に、今回のような活動をしている人と場があることを知り、とてもよかったです。
 津山さんの講演の仕方が印象的でした。今日は参加できてよかったです。私はマンドリン部ですが、部活を通しても街づくりや人々に笑顔をとどけていきたいと思います。音楽は国境なき言語!!「コトバノチカラ」プロジェクトに参加することでこれから必要なものや目指していきたいものを再確認できたと思います。ありがとうございました。

 

津山さんありがとうございました!また、ぜひ久慈市へお越しください!